宮城県内で複数店舗を展開する洋菓子店「アルパジョン」。
人気の「くまの手シューラスク」をはじめ、デコレーションケーキや焼き菓子など幅広い商品を取り揃え、日常のご褒美から記念日・贈り物まで多くの方に支持されています。。
本記事では、アルパジョンがどのようにLINE公式アカウントと(LINE公式アカウント外部ツール)LIBOTを活用し、アナログからデジタルへの移行と顧客満足度を上げたのか、その取り組みについて話を聞きました。
目的
- 紙のポイントカード管理をやめ、顧客データ入力の手間を削減したい
- 誕生日メッセージなどの発送業務をデジタル化し、コストと工数を抑えたい
- お客様にダイレクトに情報を届け、確実な来店動機を作りたい
解決策
- LINE公式アカウント、並びに外部ツール「LIBOT(リボット)」を導入
- 既存の紙のショップカードをそのままLINE上でデジタル化
- 属性アンケートに基づき、誕生日クーポンなどを最適なターゲットへLINEから配信
- LIBOT独自の「紹介機能」を活用し、既存顧客を起点とした新規客獲得導線を構築
効果
- 手入力による顧客管理やお手紙の発送の手間が大幅に軽減され、個人情報管理のリスクも解消
- ブロック率1.48%、メッセージ開封率76%という驚異的な数値を記録
- クーポン利用による来店が増加し、客単価の向上にも寄与
- 紹介から来店までの流れがスムーズになり、新しい集客の柱が誕生
導入前の課題|「紙と手入力」によるアナログ管理の限界

「以前までは、各店舗で紙のポイントカードを運用していました。そして来店ごとにスタンプを押し、ランクアップ時に書いていただいた顧客情報を手作業でExcelに打ち込んでいたんです」
取締役 益野 広夢
宮城県内に7店舗を構える「ムッシュ・マスノ アルパジョン」では、数千人、数万人規模の顧客データを抱えていました。
しかし、その運用は極めてアナログでした。
- 膨大な手入力作業: 顧客情報をExcelに集約するだけでスタッフの大きな負担に。
- DM発送の工数: 誕生月のお客様を抽出し、ハガキを送る作業を毎月継続。
- 情報の埋もれ: SNSのタイムラインでは情報が流れてしまい、確実にお客様へ届かない
「個人情報の取り扱いリスクもありましたし、何より事務作業の量に限界を感じていました。
これをどうにかデジタル化できないか、とずっと考えていたんです」
LINE公式アカウントと「LIBOT」を導入
解決策として、外部ツール「LIBOT」を活用し、「紙の良さを引き継いだデジタル化」を断行しました。

アナログの仕組みをそのままデジタルへ
リッチメニューにデジタルショップカードを設置し、店頭のQRコードを読み取るだけでポイントが貯まる仕組みを構築。
お客様はカードを持ち歩く手間がなくなり、店舗側はデータ入力から解放されました
「一番の条件は、これまで大切にしてきたポイントカードの仕組みを、そのままLINEで再現できることでした。
それができないなら導入する意味がないとさえ思っていました」
ブランドの世界観を守るデザイン
「アルパジョンらしさ」を伝えるため、リッチメニューのデザインにも徹底的にこだわりました。
「パッと見てアルパジョンのLINEだとわかること。
文字だけでなく、色や形でブランドを認識してもらえるよう、何度も修正を重ねて作り込みました」
導入後の変化①|顧客管理が「自動化」され、配信効果も劇的に向上

LIBOT導入後、最も大きな変化は「データの活用精度」です。
「属性アンケートを実施することで、性別や年代、ご本人やご家族の誕生月まで把握できるようになりました。
そのデータをもとにターゲットを絞ってメッセージを送れるのが非常に大きいです」
その結果、驚くべき成果が現れました。
- 友だち登録者数: 導入4ヶ月で13,000人を突破。
- ブロック率: 一般的な平均が30%を超える中、わずか1.48%を維持。
- 開封率: クリスマスケーキの案内などで76%という高い反応を獲得
導入後の変化②|「紹介」が可視化され、新規集客がスムーズに

もう一つの大きな変化は、LIBOTの「紹介機能」による集客です。
「お菓子は誰にとっても身近なもの。LINEなら、家族や友人に『ここ美味しいよ』といった形で紹介を簡単に送れます。紹介した側・された側の両方に特典がある設計にしたことで、自然と輪が広がっています」
これまでは把握しづらかった「紹介経由の来店」がデータとして可視化され、新しい集客の仕組みとして機能し始めています。
また、クーポン利用をきっかけとした「ついで買い」も増え、客単価の向上という副次的効果も生まれています。
現場の声|「無理なくデジタルへ移行できた」
実際に現場で働いている方にも、お話をお聞きすることができました。
当初は地方(宮城県)という特性もあり、デジタル化への不安もありました。
しかし、結果として現場のスタッフも前向きに取り組めているとのことです!
「導入時はAIBOT社の方に各店舗を回ってもらい、スタッフへのレクチャーも徹底していただきました。
現場が『これは便利だ』と理解したことで、お客様への案内もスムーズに進み、短期間での登録者増につながりました!」
まとめ

LINE公式アカウントとLIBOTの組み合わせは、単なる情報発信ツールではなく、「経営を支えるインフラ」へと進化しました。
今回のアルパジョンの事例は、
- アナログな既存サービスを否定せず、そのままデジタル化する
- お客様の属性を把握し、パーソナライズされた情報を届ける
- 現場を巻き込み、オペレーションの中にLINEを組み込む
これらを実現することで、地方の中小企業であっても劇的なデジタルシフトと売上最大化が可能であることを証明しています。
「紙からデジタルへ移行したことで、これまで見えていなかったお客様との繋がりが強くなりました。
これからの1年でさらに使いこなし、お客様との関係を深めていきたいです」
LINE公式アカウントを軸に、必要な機能だけを外部ツールで補完する。
そのシンプルな設計が、現場に無理のないLINE活用と売り上げ最大化につながっています。

| 企業名 | 有限会社 益野製菓 |
| 所在地 | 宮城県石巻市恵み野4丁目1-5 |
| HP | https://www.arpajon-sendai.com/ |



